しろーとフィットネス&卓球

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【多くのトップ選手が愛用】アームストロングのアタック8の全バリエーションの違いを調べてみた

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アタック8と言えば、福原愛選手が長年愛用していたことで有名な、1946年創業の老舗卓球メーカー「アームストロング社」から発売されている変化系表ソフトラバーです。

 

アタック8に限らず、アームストロング社のラバーの多くは、特殊加工、粒の太さ、スポンジ硬度、ラージボール用など、非常に多くのバリエーションが存在しています。

加えて、それらをパッケージの違いではなくシールを貼ることで区別しているため、どのバージョンのラバーであるかが非常に判別しづらい(;´∀`)

 

また、変化表ユーザーの母数自体が少ないため、必然的にアタック8のレビューなども少ないです。

そのため、愛ちゃんの動画を見て、「こんな卓球をしてみたい!!」と思い、なんとか「愛ちゃんの使用ラバーはアタック8らしい」というところまで辿り着いたとしても、一体どのバージョンのアタック8が自分にベストなのかで、また迷ってしまうという問題が発生してしまいます。

 

そこで今回は、私しろーとが、皆さんに代わってアタック8の全バリエーションについて調べてみました!

この記事を参考にして、自分にベストなアタック8を見つけてみてください!

 

アタック8は16種類以上ある!?

まず初めに、アタック8の種類を一覧で確認してみましょう。

硬:スポンジ硬度

《硬式用》

・アタック8 M粒

・アタック8 L粒

・アタック8 硬48度 M粒

・アタック8 硬48度 L粒

・アタック8 硬53度 M粒

・アタック8 硬53度 L粒

・アタック8 スーパーアイ バージョン 硬41度 M粒

・アタック8 スーパーアイ バージョン 硬41度 L粒

・アタック8 スーパーアイ バージョン 硬43度 M粒

・アタック8 スーパーアイ バージョン 硬43度 L粒

・アタック8 EXX

《硬式・ラージ兼用》

・アタック8 EXX PZC-SP

《ラージ用》

・アタック8 ラージver M粒

・アタック8 ラージver L粒

・アタック8 PZC-SP M粒

・アタック8 PZC-SP L粒

※2016年カタログではスーパーアイ バージョン(SUPER-I version)という表記で、HPはアイ バージョン(I version)という表記になっていますが、同じ商品だと思われます。

 

ラバーの種類だけで、すでに16種類もあるのですが・・・

 

・硬式用ラバー11種類には、スポンジの厚さが超薄/極薄/薄/中/厚/特厚の6種類存在

・硬式・ラージ兼用&ラージ用ラバー5種類には、スポンジの厚さが薄/中/厚/特厚/MAXの5種類存在

・「アタック8 M粒」「アタック8 L粒」「アタック8 EXX」の3種類には、スポンジ無しの1枚ラバーが存在(スポンジ有りラバーよりも安い)

 

以上を踏まえると

ラバーの種類で分類すると 16種類

ラバーの種類&値段で分類すると 19種類

ラバーの種類&スポンジの厚さで分類すると 94種類

ということになります!!

こりゃ選ぶの大変だ・・・(;^ω^) 

 

M粒・L粒とは何か

ここから、本格的にアタック8のバリエーションの違いについて説明していくわけですが、まずはバリエーションをほぼ2倍にしているM粒・L粒の違いについて見ていきましょう。

M粒・L粒は共に縦目、粒形状は台形+円柱、粒の高さは1.2mmとなっていますが、粒の粒径が違います。

 

M粒:普通の表よりやや小さい(ミディアムorミニのM?)

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画像引用先:http://armstrong.tokyo.jp/product_rubber.html

 

L粒:普通の表と同じくらい(ラージのL?)

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画像引用先:http://armstrong.tokyo.jp/product_rubber.html 

 

この粒径の違いから、変化重視の人はM粒安定感重視の人はL粒、という選択が出来ると思います。

福原愛選手はM粒を使用、2017年の全日本選手権で伊藤美誠選手を倒した安藤みなみ選手はL粒を使用しているようです。

 

硬度の違い

ノーマルのアタック8のスポンジ硬度は40度なのですが、シート・スポンジともに非テンションということもあり、特に男子選手からは「もっと硬いものを」という意見がありました。

そこで登場したのが、48,53度のハードなスポンジを搭載したアタック8です。しかもこの2種類はスポンジにテンションがかかっています。と言っても最近のラバーではないので大幅な弾みの上昇というわけではないようですが。

通常のアタック8にさらに弾み硬さ弾きなどを求めている人には、ハードヒッター向けである48,53度がオススメです。

 

ちなみに、スーパーアイ バージョンというのは、名前で分かった方もいるかもしれませんが、福原愛選手用に作られた特注ラバーが製品化した物であると言われています。

シートは通常のアタック8と共通ですから、「非テンション版アタック8のスポンジ硬度のバリエーションは40,41,43度の3種類で、41,43度には"スーパーアイ バージョン"という名前もくっついてる」という認識で大丈夫だと思います。

 

EXX・PZC-SP、ラージバージョンについて

・EXX

トップシート単体にテンションがかかったもの。シート単体にテンションをかけて弾みを上げただけという感じなので、ノーマルのアタック8の感覚を残しながら弾みを上げたいと思っている人にはピッタリ。

 

・PZC-SP

スポンジ硬度が、通常の40度から大幅に軟らかい25度になったもの。ここまで軟らかいスポンジはラージ用に採用されるのが普通で、実際に「アタック8 EXX PZC-SP」は硬式・ラージ兼用ラバーという扱いになってます。軟らかいスポンジによる軽さ回転のかけやすさ相手の球の抑えやすさなどが特徴です。

 

・ラージver

ラージボールは表ソフトしか使用できないルールですから、硬式用の表ソフトで重視される弾きよりも食い込みの良さ回転のかけやすさを重視したものが作られる傾向にあります。

「アタック8 ラージver」は、ノーマルのアタック8(40度)よりも軟らかい30度のスポンジを採用しています。

アタック8 PZC-SP」は、スポンジに25度の軟性スポンジを採用しているだけなので、シートにテンションがかかっていてM粒のみの「アタック8 EXX PZC-SP」と違って、M粒・L粒の選択が出来ます。

 

まとめ

いかがだったでしょうか、だいぶアタック8のバリエーションの違いを理解できたんではないかと思います。

個人的な考えでは、アタック8を使用しようと思っている人は表ソフトに変化を強く求めていると思うので、初めてアタック8を使う人は、40,41,43度のアタック8の中のどれかをまずは使用してみてもらいたいですね。

 

変化で相手を翻弄したい人→40度(ノーマル)

とりあえず半粒を試してみたい人→41度(スーパーアイ バージョン 41度)

愛ちゃんのようにガンガンに表っぽく打てて、たまに変化も出したい人→43度(スーパーアイ バージョン 43度)

という感じが良いのではないかと考えます。

 

↑のように種類を選んで一度アタック8というラバーを経験した上で、種類、厚さを自分の要望に沿うように変更していけば、アタック8選びにそこまで混乱することもなくなると思います!

 

細かい数値なども確認したい場合は

・2016年カタログ:http://armstrong.tokyo.jp/img/pdf/catalogue.pdf

・公式HP:http://armstrong.tokyo.jp/product_rubber.html