しろーとフィットネス&卓球

卓球好きな大学生が、卓球関連の気になった情報を片っ端から書いていくブログです。

MENU

なんちゃって「インナーフォースALC」 インナーフォースALCに似てるラケット5選!

 

前回のティモボルに引き続き、さっそく第二弾ですw

今回は、こちらもバタフライの人気ラケット「インナーフォースALC」に似ている他社ラケットを、特殊素材の性質という観点から私が5本選んで紹介していきます。

このラケットも、値上げの影響でネット価格で14000円弱と、ティモボルシリーズほどではないですが高価格ラケットになっています。

 

インナーフォースってどんなラケットだっけ?

インナーフォースシリーズは、従来の特殊素材入りラケットが上板のすぐ下に特殊素材層を挟み込むのに対して、中芯のすぐ隣り、木材5枚+特殊素材2枚のラケットであれば、もう一枚内側に特殊素材層を配置することで、木材と特殊素材の中間的な性能が発揮できるようにしたものです。

バタフライはこれを「インナーフォース」と銘打って大々的に売り出し、用具界でもアウター/インナーという言葉を定着させるに至りました。

余談ですが、バタフライがインナーフォースシリーズを発売する前から、欧州メーカーやヤサカなどでは、木材の打球感を重視した特殊素材ラケットには「中芯のすぐ隣りに特殊素材層を配置する」という発想は存在し、そういったラケットも多数販売されていました。有名どころだと「馬林カーボン」とか「ワルドナーセンゾーカーボン」とか。

バタフライにアイディアを盗まれた?ような形になってしまいましたが、個人的にはバタフライのマーケティング戦略が他社の上を行っていたからこそだと思います。

 

現在は、初代に当たる「インナーフォースALC」は廃盤となり、板厚が 5.9mmから6.0mmに1mmに増した「インナーフォースレイヤーALC」や、板厚を薄くするなどして更に前陣で扱いやすくした「インナーフォースレイヤーALC.S」が発売されています。

 

以降、ラケットを紹介していきますが、今回もメーカーやグリップデザインなどのダサさなどが悪い先入観を生んでしまうのを防ぐため、画像はナシで簡単なスペックだけ書いていきます。

 

そこまでスペックも変わらないので、比較スペックはレイヤーALCでいこうと思います。

例:インナーフォースレイヤーALC(バタフライ)

157x150mm 板厚6.0mm 定価17212円(税込)←オープンプライスのため非公式だが一応このくらい

ティモボルALCには劣りますが、こちらも使用実績は文句なし。現在はカスミンもレイヤーALCを使用してますね。

 

アラミドカーボン使用ラケット

1.バウムエスプリインナー(DONIC)

157x149mm 板厚5.8mm 定価8640円(税込)

圧倒的コスパは健在です!アラミドカーボンは特殊素材の中では扱いやすさのある素材で、なおかつインナーにしているということで、前陣向けに作ってきてるメーカーが多い印象です。なので縦長だったブレードサイズも前陣で扱いやすいよう標準サイズに。巷のレビューを読んだ感じ、本家より更に飛ばないようですね。

 

2.ファイヤーフォールAC(VICTAS)

157x150mm 板厚6.6mm 定価10800円(税込)

ここまで露骨にパクッていいのか、とリリースされた当初は驚いた印象があるファイヤーフォールシリーズのアラミドカーボン搭載のAC。こちらは板厚を出して扱いやすさと威力のバランスを求めたラケットで、インナーフォースALCとは少し方向性が違いますね。ファイヤーフォールシリーズですが、女子のトップ選手はチラホラ使用者がいるようです。

 

3.ストラタス サムソノフカーボン(THIBHAR)

157x150mm 板厚5.6mm 定価15120円(税込)

2011年世界選手権ロッテルダムにおいて、卓球史上に残る大激戦を馬龍と演じたスロベニアのトキッチ選手使用のラケットです。ラバーは両面エボリューションMX-P。

www.youtube.com

性能的にはインナーフォースALCに近いポコポコ系の打球感のラケットだったと記憶してます。飛びは特殊素材っぽいのものがあり、打球感が気に入れば良いラケットだと思います。レイヤーALC.Sと少し立ち位置が被ってるけど、こっちの方が弾んだ気がする。

※ティバーはグリップによってブレードサイズが違う場合があるので買うときは注意です。

※公式で「アラミドカーボン」って書いてあるところが見つからなかったんで、もしかすると記憶違いかも。でも、よくインナーフォースに似てるって言われるし、まあ書いといてもいいでしょw

 

その他の特殊素材

4.トルネードキング パワー(Nittaku)

157x150mm 板厚5.8mm 定価19440円(税込)

ケブラーカーボン搭載。ニッタク的にはインナーフォースとは別ラケット扱いなんでしょうが、それにしても値段が高い。そもそも、最近のニッタクは特殊素材ラケット高すぎ・・・

平均重量的にもインナーフォースより弾みは強そうですが、ここまで高いと他のラケットに目移りしちゃうのは自分だけじゃないでしょう。

 

5.リベルタシナジー(ダーカー)

157x150mm 板厚6.0mm 定価18360円(税込)

イザナスというこちらも衝撃吸収効果のある新特殊素材を使ったラケット。ダーカーらしくないデザインと前評判の高さから、ここ最近の用具界の話題の中心でしょう。まだレビューなどは少ないですが、日大の選手が使用しているらしい。

インナーラケットの多くは特殊素材を内側に配置することで、より木材のような球持ちや回転量を追及したものがほとんどですが、このラケットはダーカーの名作「スピード15」の打球感をシェークで再現することをコンセプトにしており、弾みもかなり強いらしく、一体どんなラケットなのか気になってしまいます。

レビューといえるのは、今のところ↓だけかな・・・?

卓球王国WEB | 動画>動画(閲覧)>【ダーカー】「リベルタ シナジー」試打

噂になっている新素材イザナス搭載のラケット「リベルタシナジー」のレビュー! | 「たくつうPRESS」

 

まとめ

前回のティモボルALCに似たラケットよりは数が少ないですが、評価が高いものが多く、「こんなラケット聞いたこと無かった」というのは無かったんでは?

個人的にですけど、ニッタクのトルネードキング系は値段がちょっと挑戦的過ぎるかなと。馬龍カーボンみたいにマニアがうなるような、値段が高くても買いたくなるようなラケットであればいいんですが、トルネードキング系はいわゆる王道ラケットなので、わざわざトルネードキングを買う理由が無いかなって思いました。

 

まあ、アウターと違って、インナーラケットは「弾まない」という性能もアリ、とされるラケットなので、アウターよりもバリエーションが増えそうですね。

今回紹介したのだと、

弾まない:バウムエスプリインナー、インナーフォースレイヤーALC.S

普通:インナーフォースレイヤーALC、ストラタス サムソノウフカーボン

弾む:ファイヤーフォールAC、トルネードキングパワー、リベルタシナジー

といった感じでしょうか。参考にしてみてください。

 

  管理人セレクト (・∀・)b